伊勢神宮で開運!参拝の仕方と伊勢神宮周辺のパワースポット
「開運」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか。
占星術やタロットカード、手相などの占い系。それとも風水でしょうか。占いで人生におけるアドバイスを受けるのも良いでしょうし、風水を取り入れて運気を変えるのも一つです。
また、パワースポットを巡るという開運方法もあり、さまざまなパワースポットを訪れる旅も人気があります。
そんな自分なりの開運習慣を持つ「開運本気女子」が最近増えていて、特に働き女子の3割が自分のなりの開運習慣を持っています。
今後やり遂げたい目標や叶えたい夢がある人ほど、習慣的に運気を上げる行動をとっているのです。
開運習慣を始めるのは平均26歳頃からですが、20代女子に比べ、30代女子になると、すでに仕事やキャリアである程度満足できるステイタスやライフスタイルを確立している人も多いせいか、結婚や恋愛での開運を期待している人が多くなります。
そこで今回は、開運のためのパワースポット巡り、特に神様の力が強いといわれる伊勢神宮に焦点を当ててご紹介します。
参拝の仕方や、伊勢神宮周辺のパワースポットの紹介もしていますので、より効果的に開運できる参考にしてくださいね。
この記事の目次
伊勢神宮を知ろう!
伊勢神宮といえば日本でも1・2を争うほどのパワースポットで有名です。
「お伊勢さん」「大神宮さん」など愛称で呼ばれ、辞書でも「伊勢神宮」と紹介されていますが、本来は「神宮」が正式名称です。
「伊勢神宮」は天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする皇大神宮(内宮)と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする豊受大神宮(外宮)を中心とする125神社の総称です。
また、全国には多くの「神宮」の称号が付くお社がありますが、「神宮」とのみ呼ばれるのは、日本で最も至貴至高の唯一のお社だからなのです。
「伊勢」と付いているのは、地名を付けることでわかりやすくするためだったのですね。
そんな伊勢神宮ですが、これだけ八百万の神様を取りまとめているにも関わらず、残念ながら「縁結びはない」といわれています。一部縁結びのご利益を取り上げられることもありますが、縁結びのお守りさえありません。
「恋愛の運気を上げたいのに……」とがっかりされましたか。
その心配には及びません。伊勢神宮周辺にはちゃんと縁結びスポットが点在しているのでご安心を!今回は参拝作法もポイントごとに詳しく記載しますので、覚えておけば参拝美人にもなれますよ!
あわせて、縁結びに関連するスポットもご紹介しましょう。
公式ページ>>伊勢神宮
伊勢神宮で参拝しよう!
参拝にはルールがあります。覚えておけば、初詣のときもスマートですよ。
①参道を渡るときの注意
伊勢神宮には参道を渡る際の注意点があります。
(※参道を通る際、外宮の場合は左側通行、内宮の場合は右側通行になります。)
伊勢神宮に限らずですが、基本的に参道の中央は、神様が通る道とされているため必ず端を通り、鳥居の前では軽く一礼しながら進みます。
②手水舎での正しい作法、知っていますか?
正宮にお参りする前には、手水舎で手と口を清めます。この手水舎の作法ですが、実は「よく分からないままやっている」という方が多いのではないでしょうか。
手水舎での正しい作法を覚えましょう!
・右手でひしゃくを持ち水をすくう
・左手を清める
・左手にひしゃくを持ちかえ、右手を清める
・右手にひしゃくを持ちかえ、左手に水をすくって口をすすぐ
・左手を清める
・ひしゃくを垂直に持ち、余った水をひしゃくの柄に伝わせ、清める
水は最初に一度すくうのみで、その水を少しずつ使い、最後の手順まで進めます。
この手水は、お詣りの前の「禊」を簡略化したものだといわれています。
③伊勢神宮、回る順番に注意
伊勢神宮は回る順番が決まっています。
まずは【伊勢神宮・外宮】から回りましょう。外宮から内宮の順序で回るのが習わしです。外宮か内宮のどちらか一方だけ参拝する「片参り」はあまり良いとされていません。
ですので、外宮→内宮の順に参拝されることをおすすめします。外宮には、豊受大御神(とようけのおおみかみ)がご祭神として祀られています。
この神様は、産業や食事に関する神様です。外宮・内宮も着いたらまずは、ご祭神の祀られているご正宮にお詣りしましょう。
ご正宮は日頃のご加護に対する感謝をお伝えする場所で、個人的なお願い事は別宮でお願いするのが良いとされています。
次に【伊勢神宮・内宮】へ行きましょう。内宮の豊かで広大な森を進んだ先にあるのが正宮です。
古来より、最も尊い場所として崇められてきた伊勢神宮には、おみくじやお賽銭箱が置いてありません。ここでも、個人的なお願いよりも日頃の感謝をお伝えするのがベストです。
伊勢神宮、お願いごとに適した場所はここ!
お願いごとに適した場所は、外宮・内宮ともに、第一の別宮といわれています。
内宮は「荒祭宮」、外宮は「多賀宮」です。お願いというより「自分で誓いを立てる」もしくは「決意表明をする」といったお参りにするのが良いでしょう。
また、伊勢神宮が他の神社と大きく違うところとして、賽銭箱がないことです。伊勢神宮では、「私幣禁断」といって、長らく天皇陛下以外のお供えは許されませんでした。そのため今も内宮・外宮には賽銭箱がないのです。
拝礼は、「二拝二拍手一拝」にて行いますので、これも覚えておきましょう!
伊勢神宮の気になる「縁結び」のスポットは?
外宮、内宮と参拝順にご紹介してきました。さて、いよいよお待ちかねの縁結びスポットですが、それは、内宮の別宮に属する「月讀宮(つきよみのみや)」です。
月讀宮は、外宮と内宮を結ぶ県道(御幸道路)の中間にあります。
こちらには、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神である月讀尊(つきよみのみこと)と、荒御魂(あらみたま)をはじめ、両親である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られています。
月讀尊は月の神様で「月のリズムで美と健康を目指したい女性や夫婦神をお祀りしている」ことから、夫婦円満や縁結びを願う人々の参拝が多くあります。
また、月讀宮のお社の中にはハートの切株があって、「この切株を写真に収めると幸せになる」という都市伝説があります。
しかし、伊勢神宮は撮影禁止の場所は立札があるので、この都市伝説については、撮影OKなのかどうかきちんと確認できてからしましょう。
伊勢神宮の二つ目の縁結びスポット
そして、もう一つの縁結びスポットは、内宮の所管社に属する「子安神社」です。
「子安神社」は内宮、宇治橋の東詰所から約50m、神宮司庁の南側にあります。木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)を祀っており、猛火の中で三柱の子を出産したとされる神話から、「安産、子授け、縁結び、厄除けの神様」といわれています。
安産や子授かり祈願では、小さい鳥居を奉納・御礼をされるそうです。また、内宮神楽殿と外宮神楽殿が、大きな授与所にあたります。
月讀宮内は宿衛屋(しゅくえいや)、子安神社は近くにある参集殿(参拝者の休憩所)に授与品はありますが、ただし「縁結び」のお守りはありません。
なので、縁結びを求めてお参りされる方は、開運のお守りを授かる方が多くいます。(ちなみに、おみくじの類も一切ありません!)
参拝はコンディションを整えて!
伊勢神宮が日本で有数のパワースポットと言われる所以ですが、神宮は神様の力が強いこともあり、「本来、感謝をお伝えする場にご利益を授かりに行くことは、逆効果になる可能性がある」ともいわれます。
そのため、体調や精神面が優れない場合は、参拝を取り止めたほうが良いでしょう。
参拝の所作や決め事が多く、一度に覚えるのは大変ですが、それだけに開運効果が期待できる、これぞ「パワースポット」ですね!
せっかくなので足を伸ばして…伊勢神宮周辺も散策してみよう!
伊勢神宮参拝で運気が上がった後は、是非こちらの神社にも立ち寄ってみましょう!
みちびきの神様、猿田彦神社
猿田彦神社は、お伊勢参りには欠かせない「みちひらきの神様」が祀られている場所です。
何かを始める時にいい方向へと導いてくれるといわれています。場所は伊勢神宮の内宮から近く、徒歩でもいけるので、神宮へ参拝したら必ず寄るという人も多いほどです。
境内は開放的で明るく、散策するにもってこいです。さらに大神は全てのことに先駆け、その信仰は全国的なものとなっています。
開運だけでなく、災除・地鎮・事業繁栄・交通安全などさまざまなご利益があり、連日御祈祷が行われています。
公式ページ>>猿田彦神社
願いを叶える石・古殿地に触れてみる!
古殿地(こでんち)と呼ばれる干支の文字が書かれた石があります。この石は、自分の干支の文字に手を当てて祈ると次のようなご利益があるといわれています。
・仕事運 亥→卯 →未
・金運 巳→ 酉→丑
・家庭運 申→子→辰
・人気運 寅→午→戌
の順に触れてみましょう。古殿地に触れるときは掌に文字が写るぐらいしっかりと押さえるのがいいそうです。
この場所は昭和11年の御造営まで永きに渡り御神座のあった場所で、最も神聖な場所ですよ!
縁起を担ぐ「たから石」
船の形をした縁起の良い石です。宝船に見たてた石の上に蛇が乗っているようにも見えて、更に縁起の良いものとされています。
さらに、その石の白さが、白蛇が乗っていると捉えることもできます。「白蛇=財運」を連想させるそうで、財運豊来を狙いたい方はぜひ縁起を担ぎに行ってみてください。ただし、ご利益がありそうだと思っても触れてはいけません。
「君が代」に歌われた「さざれ石」
君が代にも出てくる「さざれ石」がここにあります。そしてこの「さざれ石」は、成長して岩になると言われている縁起の良い石です。
石から岩へと成長するように、今後の活躍を願う方に参拝をおすすめします。こちらもたから石同様、触れてはいけませんのでご注意を。
芸能と縁結びの神様が!「佐瑠女神社」
佐瑠女(さるめ)神社に祀られている天宇受売命(あめのうずめのみこと)は芸能の神様です。
昔話でご存知の方もいるように、天宇受売命は、天照大御神が天の岩戸に隠れた際、岩戸の入り口で踊ったという日本最古のダンサーです。
神楽や技芸、音楽などの習い事上達を願う方に特に人気のスポットで、芸能人もお忍びで参拝に来るそうです!
そして、天宇受売命猿田彦大神と結婚して名前を変えたことから「縁結び」の神様としても有名な神様でもあります。
「子宝池」で家族円満に
猿田彦神社に入って左にある子宝池です。気付かずに通過してしまうこともある場所にあります。子どもに恵まれたい、元気な子どもを授かりたい方におすすめです。
実際に「子宝池でお祈りした後に子どもを授かった!」という話も耳にします。
永遠の愛を誓い合ったかのような……二見興玉神社
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、海から突き出た大小の岩が、夫婦が寄り添うように見えることから名付けられた夫婦岩(めおといわ)のことです。
日本で最初の海水浴場のある二見浦に面していて、参道も海岸沿いにあります。海風が心地よい神社ですね。
そしてこちらは「縁結び・良縁祈願のパワースポット」として、全国的にも有名です。
二見興玉神社に祀られている神様は、夫婦岩がある二見浦の海中に沈む、猿田彦大神の興玉神石(おきたましんせき)という霊石です。
夫婦岩の2つの岩に注連縄(しめなわ)が渡されているのですが、それは興玉神石を拝む鳥居の役目なのです。
また、二見興玉神社には、伊勢神宮参拝するにあたって重要な役割があり、二見浦は古来から「神宮参拝に行く前に、海へ入って身を清める場所」でした。
現在は、海に入らずとも、無垢塩祓い(むくえんばらい)を受ける事ができますが、現在でも「神宮参拝に行く前には立ち寄る場所」とする風習は残っているのです。
また、この夫婦岩は、日の出のスポットとしても有名です。(意識はしていなくても、カレンダーなどでもよく目にしていると思います)
初日の出のイメージがありますが、実は正月に夫婦岩の間から日が昇るのを拝むことはできないんです。
実は日の出が見られるのは、主に夏なんですね。4月から8月の間は夫婦岩の間からの日の出を拝むことができるようなので、その頃を狙って参拝計画を立てるのも良いかもしれません。逆に冬至の前後(10月~1月頃)は夫婦岩の間からの月の出を見ることができますよ。
開運スポットを旅する
今回ご紹介したのは伊勢神宮でしたが、神宮以外にもパワースポットといわれる神社はたくさんあります。
例えば、明治神宮、出雲大社、東京大神宮などなど……定番のパワースポットもありますし、「ここに行くとなぜだか運気が上がる!」と感じる場所も、「マイパワースポット」といって良いでしょう!
そういった力が漲る場所に習慣的に通うことで、新しい趣味が増え、新しい友達ができ、旅先での新しい出会いがあり、結果的に「開運」につながっているのかもしれませんね。
あなたもオトナの女子旅で、開運をはじめてみませんか?
最後までありがとうございました。
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