お墓参りは開運効果抜群!?正しい作法と運気がアップする理由
お墓参りの後にたまたま買った宝くじが当たった、お墓参りをしたら人間関係の悩みが解消された、給料が上がったなど、お墓参りをしたら運気が上がったということを聞いたことはありませんか?
運気アップや何か見返りを求めるためにお墓参りに行くというのは、あまり良いこととはいえないかもしれませんが、実際にお墓参りをしてから運気が上がったという声がたくさんあるのも事実です。
そこで今回は、お墓参りをしたらどうして運気がアップするのか、そして実際にお墓参りに行くときはどうやってお参りすればいいのか、お墓参りのマナーについてご紹介していきましょう。
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この記事の目次
お墓参りで運気アップ?
さまざまな開運方法がありますが、その中でも効果抜群だといわれているのが、お墓参りに行くというもの。
本来お墓参りとは、故人を供養することです。
仏教では、お墓参りをすることで故人やご先祖様を弔い、冥福を祈ります。また、定期的にお墓参りをすることで、家族が元気に過ごしていることを報告することもできます。
今の自分が存在するのは、先祖代々続いてくれたおかげです。それを感謝することで、ご先祖様が喜び開運につなげてくれるのではないか、という考え方もありますが、ご先祖様を尊ぶ行為は、自分自身を肯定し、大事にすることになります。
ご先祖様を大切にできる人は、親を大切にできる人、そして親を大切にできる人は、他人に対しても大切にできる人だといえます。人を大切にできる人は、色んなご縁や助けも多く、結果的に運が良いということに。
お墓参りをしてご先祖様を大切にすることで、
・人への感謝や思いやり
・人を大切にする
ということが自然と身に付き、人として成長することができます。日々の生活でもプラスの気を自分で呼び込むことができるので、自然と良いことを呼び寄せるのです。
自分のルーツを大切にする、忘れないように時々お墓参りすることで、運気が変わってくるのかもしれません。
お墓参りの作法
それではお墓参りの作法についてご紹介します。お墓参りをすると開運できるということを聞いたことがあっても、いざお墓参りに行くとなると、その作法がわからない方も多いのではないでしょうか。
地域や宗派によってマナーが異なる場合もありますが、基本的な流れは同じですので参考にしてください。
そして、マナーも大切ですが、細かいマナーをあれこれ考えるよりも、まずは行く、ということが一番大事な事だということを忘れずに。
お墓参りはいつ行けばいいの?
基本的にお墓参りはいつ行ってもかまいません。
ふとお墓のことを思い出した、ご先祖様が呼んでいる気がするなど、なんとなくでもお墓に行きたいと思えば、その時がお墓参りに行く一番のタイミングです。
もしかしたら、ご先祖様があなたを呼んでいる合図かもしれません。
それとは別で、定期的にお墓参りした方が良い時期が、
・お盆
・お彼岸
・お正月
・祥月命日(故人が亡くなった月日)
・月命日(故人が亡くなった日付)
などになります。
時間帯は?
お墓参りに行くときは、朝や日中にしましょう。夕方から夜にかけての時間帯は、霊が動き出す時間帯。そして、午前2時からの30分はうしみつどき呼ばれ、霊がもっとも活発に活動する時間帯だといわれています。
報われない霊などの、マイナスのエネルギーを影響を受ける場合があるので、お墓参りは明るい時間帯に行くようにしましょう。
お墓参りに行く服装は?
特別な法要ではない場合は、香水などの香りの強いものを付けることは避け、落ち着いた色合いの服装であれば普段着でも大丈夫です。黒や暗い服でなくてもOK。掃除しやすい服装にしましょう。
アクセサリーは派手なものを避け、控えめなものに。お墓を掃除するときに傷つけないように、指輪は外しましょう。
初盆や一周忌などの法要行事の場合は、喪服です。お墓参りに親族が集まったり、法要がある場合は礼服を着ていくことが多いです。アクセサリーはパールを選びましょう。
平服でといわれれば、落ち着いた色合いで、ブラウスにスカートや黒のスーツなどの服装で行きましょう。
持ち物
お墓参りに行くときは、
・数珠
・線香
・ロウソク
・雑巾
・生花
・花ばさみ
・お供え用のお菓子や飲み物
・お供え物を置くための半紙
・マッチかライター
・たわしやほうきなどの掃除道具
・ゴミ袋
などを持って行きましょう。寺院や大きな霊園などでは、線香やロウソクなどのお墓参りに必要なものが購入できる場合もあります。柄杓や手桶などは備えられていることが多いですが、ない場合は持って行きましょう。
お墓の掃除
お墓に着いたら、まずは備え付けの手桶と柄杓を借り、桶に水をくみましょう。そして、自分の手を清め、お墓に向かって手を合わせてから敷地内に入ります。
墓石や花立てを掃除し、墓石の周りの掃除をしましょう。墓石はていねいに拭き清め、お水をかけます。お墓回りをほうきではき、雑草や枯れ葉などもできるだけ取り除き、綺麗にしましょう。
お供え物やお花を飾る
掃除が終わったら、花立てに水を入れ、お花を飾ります。長さやバランスは花ばさみで整えましょう。
果物やお菓子、飲み物などのお供え物は半紙を敷いた上に置きます。ただし、故人が好きだったからとお酒を墓石にかける人が時々いますが、化学反応を起こして墓石が変色する恐れがあるのでやめておきましょう。
線香やロウソクに火をつける
次に線香を点火して香炉にたてるか、線香皿に横に寝かせます。風よけのついた風防ライターを使うと便利です。
線香の火を消すときは、息を吹きかけるのではなく、手であおいで消しましょう。
地域によってはロウソクをたてるところもあります。
合掌
お参りは故人と縁の深い人から順番にします。線香を消さないように墓石に水をかけ、正面に向かって合掌します。数珠を手にかけ、胸の前で手のひらを合わせ、軽く目を閉じて頭を30度ほど軽く傾けます。
冥福を祈るとともに、日頃の感謝の気持ちや報告したいことを心の中でとなえましょう。
片付け
全員のお参りが済んだら、片付けをして終了です。出たごみを片付け、借りた手桶や柄杓は軽くゆすいでから返します。
お花と線香以外のお供え物は必ず持ち帰るようにしましょう。
キリスト教や神道のお墓参りの場合
上記に紹介したお墓参りの作法は、仏教の場合のものとなります。基本的な作法は同じですが、宗教によってはマナーが異なるお墓参り。ここでは仏教以外の、キリスト教と神道のお墓参りについてもご紹介します。
キリスト教のお墓参り
仏式とキリスト教のお墓参りでもっとも違うのは、ご先祖様や故人に向けて祈るのではなく、神様に向けて行う点です。故人の生前のときに受けた恵みに対する感謝と、故人が安らかに永眠できたことを神様に感謝をする意味が込められています。
また、キリスト教徒がお墓参りをするのは、故人が亡くなって一ヶ月経った昇天記念日や、11月2日に教会に集まる死者の日などです。そしてお墓参りのときには黒い服装で行くのが一般的です。
原則芝生の墓地で、お墓同士の仕切りのようなものは基本的にありません。仏教の墓石と比べると、石の高さは低く横長で、十字架が刻まれていたり、くり抜かれていたり、上部に乗せられているなど、十字架が必ずどこかに入っています。
また、故人の好きな言葉や聖歌(カトリック)、賛美歌(プロテスタント)なども刻まれています。
掃除
仏式と同様に、お墓をキレイに掃除しましょう。
花を供える
掃除が終わったら生花をたむけます。仏式のように故人が好きだった食べ物などを供える習慣はありません。
白いカーネーションや白いユリの花を中心に、故人が好きだった色のお花をおりまぜた花束をたむけましょう。日本ではスタンダードなお墓参り用の仏花は、キリスト教では避けた方が〇。
礼拝
お花を飾ったら、合掌して神様に祈りを捧げます。記念日などに行うお参りでは、賛美歌を歌ったり聖書を朗読したりすることもあります。参列するときは、詳細を確認するようにしてください。
片付け
礼拝を終えたら、ゴミを片付けて帰りましょう。
神道のお墓参り
神道とは、日本古来の神様を信仰する多神教のことです。日本に古くから続いてきた八百万(やおよろず)の神への信仰に、大陸から伝来した仏教、道教、儒教などが影響してできた日本独自の宗教です。
仏教が伝来してきたときは、神道の神様も仏教の神様も同じ神様の一つとされ、神仏習合といいうことで区別されなかった時代があったため、今でもお寺と神社が明確に区別されていないところがあったり、同じような作法があるなどの名残があります。
ただし、神道では、死を穢れたものとして扱います。そのため、聖域である神社の中にお墓を建てることはできません。
お墓のことも奥津城(おくつき)と呼ばれ、公営や民営の霊園や、神道専門の墓地などに置かれています。お墓の形はシンプルで、戒名はなく霊号と呼びます。
ただ、仏教と同様に神道のお墓参りも、故人を想い供養する意味があります。
神式でも、仏式の初盆や新盆にあたる新盆祭、新御霊祭(あらみたままつり)や、祥月命日、式年祭に合わせてお墓参りをします。
法要のことを霊祭(みたままつり)と呼び、特に四十九日の法要にあたる五十日祭や、命日に行う式年祭の中でも一年祭は、盛大に執り行われます。
お墓参りの際には、露出の多すぎない落ち着いた色合い、デザインの服装にしましょう。
掃除
仏式と同様に、お墓をキレイに掃除しましょう。
榊(さかき)やお供え物を供える
神式では、お花ではなく榊をお供えするのが一般的です。花立てに榊を立てましょう。
神道では、神様に献上する食事を神饌(しんせん)といい、これに倣って個人へのお供えにも、神道の儀式で使われるお米と塩、水、御神酒(おみき)を神具に乗せてお供えします。
米を中心に置き、右に塩、左に水をお供えするのが基本です。
また、神道では線香は使わず、ロウソクに火を灯します。
拝礼する
ロウソクを灯し、お供えができたら、お墓に向かい、「二礼二拍手一礼」をして参拝しましょう。神道では故人は神様と同じ扱いとなります。
神社でお参りをするのと同じように、二回深く頭を下げ、二回拍手をしたあと、最後に一回深く頭を下げます。柏手をするときは、大きく音を立てましょう。
ただし、葬儀と葬儀から五十日祭までの間は、しのび手といって音を立てずに手を合わせただけの拍手をして拝礼します。
遠方でどうしてもお墓参りに行けない場合
お墓参りに行きたい気持ちはあるけれど、遠方過ぎてどうしても行けない。お金も時間もかけられない。という場合はどうすればいいのでしょうか。
もちろん、無理をしてでも直接行くのが一番ですが、難しい場合は、
・家の中で合掌する
・近くの神社やお寺に参拝する
という方法があります。
仏壇や位牌がなくても大丈夫です。毎日少しでもいいので手を合わせて、日々の感謝を述べましょう。神棚があるお家は、神棚に向かってお祈りをしましょう。
また、近くの神社やお寺に参拝し、そこで日々の感謝を捧げるのも〇。
自分を見守ってくれているご先祖様や神様を想い、感謝の気持ちを忘れないということが大切です。
家で少し手を合わす時間さえもない、というのであれば、その今ある人生を見直した方がいいかもしれません。
まとめ
お墓参りのマナーは、地域や宗派によっても細かく異なりますが、何よりも大事なのは、まず行くことです。
お墓参りは、故人や神様に思いをはせ、日頃の感謝の気持ちを捧げに行くところ。多少作法を間違えても、あなたのご先祖様や神様はそんなことで怒ったりはしません。何よりも、お参りに来てくれたことに喜んでくれるはずです。
自分自身を見つめ直すいい機会でもあるお墓参り。最近行ってないなと思った方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
最後までありがとうございました。
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